Thursday, November 22, 2012

Enbridge Northern Gateway Pipeline - 石油パイプラインプロジェクト


かれこれ67年前に持ち上がったNorthern Gateway Pipeline Project。エドモントンに越してきてからよく耳にする言葉でした。

このプロジェクト、さまざまな問題点があり、解決策が出ず、実施されるのかどうかめどがたってません。アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、自然保護団体、原住民(ファーストネーション)の間で論争をよんでます。私も、これに最善の得策なんかあるのだろうか?と考えますね。

 
まずは、どういうプロジェクトなんだ?と。。

アルバータ州Edmonton近郊都市とブリティッシュコロンビア州Kitimatの間に、2本のパイプを平行に設置しようという計画。なぜ2本も?

1本目の東→西行きパイプは、アルバータ州で採れた原油をブリティッシュコロンビア州へ転送、ゆくゆくは、日本を始めアジア方面へ輸出するというもの。ところが、原油というものは、粘性が高いのでそのままでは転送できない。原油を希釈しなければならない。そこで希釈剤として天然ガスを使うというしくみ。

という訳で、2本目の西→東行きパイプは、原油を輸送できる状態に希釈する為に必要な天然ガスを、ブリティッシュコロンビア州からアルバータ州へ逆転送しようというもの。

なぜ、解決策もでず、こんなに時間がかかっているのか?

論争点をざっとまとめてみました。かなり詳細は端折ってますが、こちら。。
  •    オイルが漏れたら大惨事になる、どうしてくれるのだ!
  •    自然が破壊される!
  •   アルバータ州ばかり収益を得ている。ブリティッシュコロンビア州にも利益を分け ろ!
  •    カナダ国自体の経済が潤うぞ♪
  •    ファーストネーションの方々を始め市民に対し、より多くの雇用を提供できるぞ♪
  •     資源不足のアジア諸国に貢献できるぞ♪
 
どれも納得する意見。

私個人的には、自然保護派なので、反対かな?果たして、そこまでアジアから需要のあるものなのか?てところですね。最近は、公害の少ないソーラーパワーや風力が見直されている昨今です。きっと国レベルでは、利益を優先しがちなので、まちがいなくGo サインです。反対団体、市民を納得させるのはかなり難しい感じがしますが。

単細胞の私は、本当の解決策って、いっその事プロジェクトを取りやめにする事なんではないか?!と思います。それとも、誰もが納得する解決策を見つける事ができる方はいらっしゃいますか?




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